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何もできないと言いながらやる人

介護の仕事

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介護をしていると、
他人の世話になって生きるなんて情けないよ
と仰る方がおります。

年齢と共に身体は自由を徐々に失い、物忘れは多くなり、家事を含めた仕事からは遠ざかることで「やること」を失い、それに伴って生きる意欲も失せていく・・・
そんな思いが自分の存在価値を失わせ、早く死にたいなどと言わせる状況にもなるようです。


プラン・ケアで、毎朝訪問するおばあさんがおります。
彼女は88になりますが、脚力がなく、ご自分でベッドから車いすに移ることもできません。日ごろは車いすで生活されています。
訪問すると、開口一番に
「もう疲れた。何もできなくなって情けないよ」
というものです。

「何もできなくなった」とは言うのですが、私からすれば 「何もできないですって?ウソやん!」 と思うのです。
というのも、
毎朝訪問すると、彼女はベッドに腰を掛け、パジャマから普段着に着替え、掛け布団は畳まれているのです。
もちろん掛布団を畳んでいるとはいえ、きれいに畳めていませんし、その日の体調によってはおズボンに更衣をできないときもあります。
それでも動きにくい身体を動かして、ベッド上で更衣をして、掛布団を畳むのですから、これはすごいことだと思います。

だから私はいつもそれをお伝えします。
「身体が動きにくいのに、しかもベッドの上でしか動けないのによく布団を畳まれていますね!すごいですよ!」
「何もできないって言いながら、私たちのために、ちゃんとお着換えしてお待ちいただいているのですから、私はそのお気持ちがとてもうれしいです♪」

そうお伝えしても、
「そんなことないよ。世話になってばかりだよ」
と、仰います。
この年齢の方々らしいご謙遜。気遣いだと思います。
それで、私も言うのです。
「何をおっしゃいますか。〇〇さんが自分でやろうとされているその気持ちが、私たち介護職の大きな支えになっていますよ」

介護


私たち介護職は、利用者様の姿、気持ち、言葉から、人として生きる姿、心の在り方、言葉の使い方を教えていただいております。
自分自身と照らし合わせて、自分の修正に役立てているのです。
そして、自分が高齢者になった時の姿を、具体的に想像できるようになっています。
生きる人生の教科書です。

教科書には良いことも悪いことも書いていますが、それを自身の人生の修正に役立てることができます。
そして他の利用者様にとって役立つヒントも得られています。


人は、死ぬまでは生きるしかありません。

そしてその生きる姿は、自身の魂が見ております。
魂は神仏のわけみたま~分魂~ですので、魂が体験していることは、神仏に届いております。

この点は忘れないで欲しいと思います。


ただそうは言いましても、
肉体を持って生きる私たちにとっては、生きている誰かが「認めてくれる」ことが大きな支えになることは確かです。
少しでも明るく過ごしていただきたいと私は常々思っていますので、
この婆さんとは、毎朝 拳を合わせています。

「私はあなたの頑張りいつもを見ていますよ」
「いつも私たちのために頑張っているのを知っていますよ」
「あなたからたくさんのことを学ばせていただいていますよ」
という気持ちを込めて。


少しで利用者様に、そういう気持ちが伝わるといいなと思っています。


南無遍照金剛

ありがとう 感謝








あらゆる国の政治家共の劣化が顕著です。
政治家がこの世を滅ぼし、その割を食らうのは下々の民です・・・。


【討論】世界謀略情報戦の現在[桜R2/2/8]

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