ぽた☆Photo

自転車、アート、カラフル、キレイが好き。切り折り紙探検隊。

Category: 心の言葉◆Words   Tags: 祈り  教育    障害者  車いす  介護  育児  

お茶を持ってこい! ~関わり方と軸足~

介護の基本姿勢は「自立支援」です。
自立の支援というのは、利用者様の人生は利用者様のものであるという前提であり、その認識が必要だということです。


こんなことがありました。
サービス付き高齢者住宅での食事の時のことです。
ヘルパーY が、給茶機でお茶を入れて利用者のAさんに持っていきました。
Aさんは要支援1の方で、軽い物忘れはありますが日常生活はほぼ自立の方です。
今までは、給茶機から自分でお茶を入れて食事の席に着いていたのですが、
ヘルパーY がお茶を持って行ったことで、これ以降、自分でお茶をもっていかなくなりました。

そして、ヘルパーがお茶をお持ちしないと腹を立てて、
「どうしてお茶を持ってきてくれないの?ヘルパーYさんは持ってきてくれたのに!」
と不満を言うようになり、
とうとう
「お茶を持ってきなさい!」 と怒鳴るようにすらなってしまいました。
これは、ヘルパーY が良かれと思ってやった行為がきっかけで、利用者Aさんに間違ったメッセージを植え付けてしまった例です。

クレーム お茶 介護


他者(ひと)の人生は、その他者が生きているのです。

この点をよく考えてみると、いろいろな課題が見えてきます。
自分がどのように相手の人生に関わっていくのがよいのか。
自分がその人の人生に、どのような言葉を投げるのが良いのか。
その人の自立のために、どこまで手を差し伸べたらよいのか。
その人の思考に、どのように伝えたら誤解のないように伝わるだろうか。
この人に、いま手を貸すとどのような結果になるだろうか。
その人は今、どういう状態にあるのだろうか・・・。


日本の社会は、まだまだ障害者に接するのがへたくそです。
相手の心にぐいぐい入り込みすぎるか、おどおどして結局何もできないか・・・両極端のようにみえます。
見た目の違いを、あまりに大きくとらえ過ぎているように、私には見えるのです。

他人は他人です。
同じ人間です。
それ以上でも以下でもありません。
会社の課長だろうが、新入社員だろうが、一般社会では肩書など意味のないものです。
同じように、目が不自由だろうが足が不自由だろうが脳に障害が在ろうが、そんなことは人として何の区別も不要です。

こういう部分でおかしな忖度をすると、社会全体が歪んでいきます。
よけいな配慮、歪んだ尊敬観・・・・報道の在り方にもあからさまに出ています。


#85 車椅子ユーザーへの声のかけ方【サポート方法】



関わる というのは、他者の人生に介入することです。
自分の軸足がぶれていると、それだけぶれた対応になります。
自分の軸を持っていないと、ただの行き当たりばったりの対応になります。それが他者に対する態度でいいのでしょうか。

他者の人生に対する意識が自分都合になっていると、自分の新設を押し売りしたり、価値観を強制したりして、相手を強制させることになります。支配下に置くことになるということです。
逆に、他者に対してどうでもいい、無視していると、自分がその立場になった時に誰からも目をかけてくれなくなるでしょう。


自分を精査し、自分の地軸を据えること。
そして、他者との関係はどのようにあるのが安寧なのかを模索すること。
疎かにせず、大切にしたいと思います。


南無遍照金剛
関連記事
スポンサーサイト



-◆-◆-◆-ブログランキング・にほんブログ村へ-◆-◆-◆-

↓インスタグラムもやってます。
Instagram

Newer Entry08/12のツイートまとめ

Older Entry08/11のツイートまとめ

 

Comments
Leave a comment








1234567891011121314151617181920212223242526272829303110 < >