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Sakabayashi ◆酒林と恵みの喜び

2012年03月21日
Foods! 0
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酒林は神さまへの感謝のしるし。

秋に、米の収穫が終わると酒造りが始まる。年末になるとその年の新酒が出来上がるが、それに合わせて酒蔵の軒先に酒林が吊るされる。酒林は「さかばやし」と読む。ほかに「杉玉」とか「久寿玉(くすだま)」と呼ぶこともある。この酒林、酒蔵のシンボルみたいに年中吊られており、杉林はすすけた茶色の玉だと思っている人も少なくない。
酒林は杉の葉を束ねて丸く刈上げたものだが、杉の葉がついた枝を使うため、当然ながら出来立ての酒林は青々としている。青々とした酒林を見たことがない方は一度ご覧頂きたい。爽快感に溢れ、まさに新酒のイメージに相応しい。この青々とした酒林が吊られることで「今年も新酒が出来ました」という酒蔵から近所の人々へのお知らせとなる。杉の青葉が枯れて茶色く色づいていく様子は、新酒のフレッシュな味わいがこなれ、熟成された芳醇な味わいへと変化の過程をイメージさせる。通の酒飲みは酒林の色を見て、好みの熟成度合の酒を買ったものらしい。

酒林、実はヨーロッパのワイン作りでも同じような風習がある。ヨーロッパの酒林は「ブッシェン」と呼ばれ、針葉樹の枝を大雑把にくるくる丸めて元をしばる程度のお手軽なものらしいが、今年の新しいワインができるとブッシェンを門に飾るという点では、酒林とまったく同じである。

ただ、忘れてならないことがある。それは、食べ物にしろお酒にしろ神様への感謝を忘れてはならないということだ。樹木の精が樽に宿り、おいしい酒やワインを熟成させてくれる。古の人々はそういう気持ちも持っていた。日本も他の国でも至極自然にそういう気持ちをもっていたのだ。今年も酒の原料を無事に育ててくれた自然と、見事に熟成させてくれた樹木の精、そして神様に感謝する。その喜びと感謝を人々と分かち合う。
酒林は、まさに喜びと感謝の象徴でもある。


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■湯島3丁目
◆Nikon D7000 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1
食べ物にしろ水にしろ酒にしろ、日本人は「いただきます」を大切にしてきた。言わずもがな「いただく」と言うのは、他からもらうと言う意味であるが、果たして誰から「いただく」のか。
何度も書くが、食べる物を買うお金を入手したのは自身だろうが、食べる物を育てたのは農家の人であり、更には雨風太陽を恵んでくれる自然という神様である。
それを近所のスーパーやお店に運ぶ人、売る人・・・すべての中に生かされている。
自分の命ひとつ、自分自身で生きていると思うのは傲慢で無知なこと。自分の意思で掴み取ったものなど取るに足らない些細なことでしかないことに気付くはずだ。
「いだたきます」
素直に言える子供に。
素直に言える大人になろう。
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とみたや
Author: とみたや
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