ぽた☆Photo

自転車、アート、カラフル、キレイが好き。切り折り紙探検隊。

Category: 心の言葉◆Words   Tags: 育児  サンタクロース  クリスマス  トナカイ  小人    

サンタクロースの涙 その2

ブログランキング・にほんブログ村へ

今日は前回の続きからです。



コメットドンダーの話を、部屋の片隅で聴いていたのは妖精トントの長老:ユリアスでした。

トントは小人の妖精で、こちらもサンタさんの大事な仲間なのです。
子どもたちの願いを聴いたサンタさんは、それをユリアスに伝えるのです。
ユリアスはトントの仲間を集めて、子どもたちの願いごとにあるおもちゃを作る仕事をしてくれているんです。小人だから人間よりずっ~~と小さいのに、力は人間の7倍もあるんですよ!しかも犬が嗅ぎ分けるより100倍も鼻がいいのです♪ トントってすごいでしょう?


ユリアスが、コメットとドンダーの話に入ってきました。
「そうじゃぞ、2人とも!」
突然の声にコメットドンダーもびっくり!

「ユリアスじいさん!聞いていたのですか!?」

「わっはっは♪ わしを誰だと思うておる、サンタさんの執事じゃぞ!サンタさんのことなら何でも知っておるわ!」

ユリアスは、雪虫のことを話し出しました。

雪虫というのは、キラキラ光り輝くとってもきれいな小さな虫です。これが毎年クリスマスの後に、ひらひらと舞い踊るのです。ダイヤモンドが散りばめられたような美しさで、雪虫を見たものは不治の病も治ると言われています。

「大昔、雪虫はそれこそ降り積もる雪のようにたくさん舞い踊っていたものじゃ。ところがここ200年は、ほとんどその姿は見られなくなったのぉ。なぜだか分かるか?」

コメットはもちろん、一番長くサンタさんと過ごしてきたドンダーですら知らない話でした。
2人は
「雪虫が減っている理由?まったく分かりません」
と答えました。

ユリアスは話をつづけます。
「よいかふたりとも。
雪虫というのは、子どもたちの純粋なありがとうの気持ちから生まれる妖精なのじゃ。
つまり、雪虫が多いということは、それだけサンタさんと【つながる】子どもたちも多いということ。

どういうことか分かるな?」

コメットもドンダーも、はっとしました。
「この数百年、雪虫はほんとうに【幻の虫】と言われるくらいまで減っていますね。そういうことなのですか。」

「そうなのじゃ。プレゼントをもらって嬉しいと思えど、そこにありがとうという気持ちを持てなければ、それは己の欲望が満たされたにすぎん。しかしサンタさんにありがとうと思える心があれば、それは誰かと悦びを分かち合えるということじゃ。
そしてサンタさんは、その【つながり】があるが故に存在できるのじゃが、このままではサンタさんは雪虫と一緒に、存在自体が消えてしまうじゃろう・・・。」


「えぇええええ!消えちゃう?!サンタさんが!! 」
コメットとドンダーはびっくり!
「そんなのイヤだ!なんとかしなくちゃ!」

サンタさんをたすけるために、3人はある作戦をたてました。
それは、プレゼントの包みの中に、おねがいの手紙を入れることでした。もちろんサンタさんにはないしょです。
こうしてトナカイたちと妖精トントの仲間がみんなして協力し、プレゼントの包みの中に手紙を入れたのです。手紙にはこう書いてありました。

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- 

メリー クリスマス!

ことしは トナカイたちから おねがいがあります。

それはね・・・

プレゼントをもらって うれしいな とおもったなら

そのきもちを てがみにかいて サンタさんに おくってほしいんだ!

うれしい! よかった! そんなきもちは ぼくたちには とっても うれしいの!

てがみがかけなくても ぼくたちにむけて うれしかった!って心の中でさけんでみてね!

サンタさんや ぼくたちトナカイには その声はきこえるんだよ♪

じゃあね! きみたちがしあわせでありますように!

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-


そしてクリスマスが無事に終わった12月26日の朝でした。。。。。。

サンタさんの住む耳山も、その空も草原も、すべてを埋め尽くすように雪虫が舞っています。
そう、200年ぶりにたくさんの雪虫が舞っているのでした。

「わぁあ! すごくきれい!!」
一番新しいトナカイのメンバー:赤鼻のルドルフは初めて見る雪虫の美しさにすっかり感動しています。他のトナカイたちも 「ひゃっほー!! 200年ぶりの大群だ!」とよろこび踊っています。

その喜び踊りまわるトナカイたちと雪虫の舞う姿を、サンタさんんはじっと見つめています。
その顔は嬉しい涙でぐしょぐしょになっていまいた。
そしてサンタさんには見えていました。世界中がやさしい光で包まれているのが。

 

-----------------------------------------★あとのことば★-------------------------------------------------
むかし、サンタさんに「○○が欲しい!」ってお願いした記憶が私にもありますが、はたしてサンタさんにお礼はしただろうか?ふと、こんな疑問が湧いてきたのです。そして・・・・・「ヤバイ!お礼してないや!」と気づいたとき、冷や汗が出ました。

思えば七夕の短冊やクリスマスのプレゼント、そして初詣。どれもこれも「何かをお願いすること」だらけですね。

よく日本人はお礼を言うのが下手だと言われます。褒め下手とも言われますね。
相手を褒めたり、お礼を言うことには「照れ」や「恥ずかしさ」があるという声も聞きますが、じゃあ願い事をするときも、その「照れ」や「恥ずかしさ」はあるのかなぁ?と。これは甚だ疑問です。

本来、願い事とお礼ってセットであるのが正常なんです。コインの裏表みたいに。


今回のサンタクロースの話ですが、
「サンタがお礼を求めている」なんて受け取らないでほしいのです。そんなことになったらサンタさんに申し訳ない、と正直コワイ気持ちなのですが、お伝えしたいことは「自分」と「相手」は《対等な大切さ》なんだってこと。

サンタさんからプレゼントをもらって、ハイおしまいじゃなくて、そこからさらに進めて、《サンタさん》を見ること。
願い事をしてそれが叶ったら、それを叶えてくれた《自分以外の存在》に気持ちを向けられる心。そんなことを感じていただけたらと願っています。それは友達かもしれないし、恩師や両親かもしれない。自分ひとりで願い事を叶えたのではなく、そこには見えない沢山の支援があったこと。そういうことに気づいて欲しいなぁと思います。

かなり長いお話になってしまいました。
最後までおつきあい頂いた方々には感謝です♪


関連記事
スポンサーサイト



-◆-◆-◆-ブログランキング・にほんブログ村へ-◆-◆-◆-

↓インスタグラムもやってます。
Instagram

Newer Entry富士見坂の富士山たち

Older Entryサンタクロースの涙 その1

 

Comments
EditRe:サンタクロースの涙 その2◆おはなし(12/20)
親が子供に対して教えるべきこと、それこそがこれなんですね。反省です。
感謝の気持ちを伝えられるような人間になれるよう
この話をしてみようと思いました。
Editおはようございます
とっても心あたかかくなるお話を
ありがとうございました

人は、決してひとりで生きているんじゃなくて
誰かに支えられながら生きていることを
忘れずにいたいと思います
まわりのひとたちに感謝する気持ち
忘れずにいたいと思います
クリスマスは、そのことを思いおこす
たいせつな日でもあるのかもしれませんね

この日記を拝見しながら
ポーラーエクスプレスのサンタさんのことを
思い出しました・・・
Leave a comment








12345678910111213141516171819202122232425262728293011 < >