モモ 聴くことを考える ■本:ミヒャエル・エンデ 「お勧めの本(45914)」

ミヒャエル・エンデさん。
『ネバーエンディング・ストーリー』 といえば誰もが知っているかと思いますが、そのの原作 『はてしない物語』 の作者さんです。
この所時間と仕事に追われて余裕がありません・・・・・ そんなときに読み返す本、ミヒャエル・エンデさんの代表作:『 モモ 』 を紹介しま~す。
★人々が穏やかに暮らす大きな街。 その街の廃墟になった劇場に住みついた少女がいました。彼女の名前はモモ。 もじゃもじゃ頭で粗末な身なり・・・見るからに浮浪児の彼女ですが、モモの周りには不思議と子どもや大人が集まってきます。
穏やかな時が流れる大きな街・・・・・ある日その街に「時間貯蓄銀行」から来たと称する灰色の男たちが現れます。彼らは「時間」を倹約させることで世界中の余分な「時間」を独占しようとしていたのです。
あなたの人生をもっと豊かに、もっと贅沢ができるようにして差し上げましょう。時間節約こそ幸福への道です。時は金なり。節約して明るい未来を手に入れましょう。
灰色の男たちの働きにより、街の人々はとりとめのないお喋りや、ゆとりのある生活を次々と手放し、モモの周りからも人が次から次へといなくなるのです。「時間」を奪われた人々の表情はイライラしたものになっていき・・・・・・・・・モモは奪われた時間を取り戻すという険しい道を歩むことを決意します。

・・・・・・・・さて、「灰色の男たち」は、説明・説得するプロです。理論や数字、合理性に長けた彼らの話には、つけ入る隙がありません。それに対し、モモには「じっくりと話を聴く」という能力だけでした。でも、モモに話を聴いてもらった人たちは、ストレスや悩みが溶けて、明るく元気になれたのです。だから人々はモモの周りに集まってきたのです。しかもモモには、人の話だけではなく動物や木々の声、空や風の声を純粋に聴く力があったのです。
そんなモモが、たった一人で灰色の男たちに立ち向かうのですが・・・・どうやって彼らと戦うのか、どうやって時間を取り戻すのか・・・・・・ここから先はぜひご自分で読んでみてくださいね。
最後に、この物語に「時間はいのちである」 という言葉がでてきます。「時は金なり」とはまったく違った価値観が見えますね。
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