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Category: 日々雑感  

短編小説は楽しい! 「暮らしを楽しむ(626114)」

短編小説っていいですね。通勤中無理なく読めて区切りがいいし、いろいろな趣向が凝らされていて、手のひらの中のテーマパーク!って感じです。

平安末期の短編集に『堤中納言物語』という仮名物語があります。

その中のひとつに、按察使(アゼチ)大納言の娘の姿を生き生きと描いた【虫めづる姫君】という、かなりおもしろい物語があります。・・・・・宮崎駿さんの『風の谷のナウシカ』のヒントにもなっています。

虫が好きでたまらない姫君、腕白な男の童を使っていろんな虫を集めさせ、虫の観察をしたり可愛がったりしています。しかも小僧たちを名前のまま呼んでもおもしろくないと言って、「けらお」「いなご麿」など、虫にちなんだあだ名をつけて呼んでいます。なかなかやり手の姫君です。(笑)

さらにこの姫君、上辺をつくろうことは人間のよくない点だと言って一切化粧をしません。当時の慣例であったオハグロや抜眉を「気持ち悪い」と言って拒否されます。衣装も地味なものや染める前の状態を好まれ、白の袴を好まれたとの事。

そんな「変わった」姫君の噂を聞いた青年達が、こっそりと屋敷に姫をのぞき見しに行きます。どんなブサイクな姫かと楽しみにしていた青年たちですが、姫君の姿を見てビックリ!目鼻立ちがすっきりとして端正な顔立ちで気品もあり性格もさっぱりとして実にステキな姫君だったのです。これで世間並みのお化粧をしていたら、どんなに美しいことか!と残念がります。

ちなみに姫君の美しさの表現に「きよげ」という言葉が多用されています。当時の最高の「美しさ」を表す言葉が「きよら」というもので、これは光源氏や紫の上などに使用されています。「きよげ」はその次に来る表現ですから余程の美しさだったのですねぇ。

◆嫌われる毛虫は最後には美しい蝶になるのよ。美しい蝶だけ誉めそやして毛虫は気持ち悪いだなんて、本質を知らない無知蒙昧なことよ。

◆はかない夢まぼろしのような世に、誰が良い悪いとあげつらうことができるのかしら。

虫めずる姫君のまっすぐさには惚れ惚れします。

この物語を現代語バージョンにしたページはコチラから。


神秘的な蝶の形が30種 中国の蝶

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Comments
Edit★anri☆☆さん
>ありがとうございます^^
>いっきに読みました。
>真実をみつめて素のままに生きた姫様ですね。
>うんうんとうなずきながら
>さわやかな気持ちになりました。
>感謝☆☆
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こんばんは~、またの足跡ありがとうございます♪
虫めずる姫君のような生き方、憧れます。
一気読みをされましたか~、お疲れ様でした!
Edit★doisanさん
>いままで短編小説には興味がありませんでしたが、そのような楽しみ方があるということを教えていただけました。
>学生の頃、近代文学が好きなので、武者小路実篤などはよく読みましたが、平安時代のものは呼んだことがありませんね。また他にご紹介くださいね。
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短編小説大好きなんですよね~。本格的な文学作品は読み始めたら途中でやめるタイミングが。。。。。
EditRe:短編小説は楽しい!(08/21)
ありがとうございます^^
いっきに読みました。
真実をみつめて素のままに生きた姫様ですね。
うんうんとうなずきながら
さわやかな気持ちになりました。
感謝☆☆
EditRe:短編小説は楽しい!(08/21)
いままで短編小説には興味がありませんでしたが、そのような楽しみ方があるということを教えていただけました。
学生の頃、近代文学が好きなので、武者小路実篤などはよく読みましたが、平安時代のものは呼んだことがありませんね。また他にご紹介くださいね。
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