私は 和多志 わたし 1
此岸と彼岸を繋ぐものそれは 私 でしかありません。誰もあなたを彼岸に渡すことはできません。誰かは彼岸への道筋を示すことはできても、その誰か私を彼岸に渡すことはできないのです。此岸も彼岸も、いま立っているここにあるのです。いま立っているここは、常に進行している移動点。過去と未来を繋ぐ地点であり、過去と未来が同席している場所が、 いま立っているここです。未来を光あるものにしたいのなら、いま立っているこ...
静寂は、激しい火焔 ~瞑想の入口~
前回、瞑想のイメージとして、濁った水の入ったコップを静かに置いておくことに似ている と書きました。濁りの粒子がコップの底に、ひとつ、またひとつと、沈殿していくのを見つめる行為に似ている、と。その状態を作るには、静寂さが必要です。日常生活の雑音を遮断することです。例えば、なにも置いていない部屋に一人でいるようなイメージです。画像はニコニコ・コモンズより。静寂の中に自分を埋没させることは、停止や静止で...