死ぬまでは生きるしかない
介護の現場で、私が利用者様とお話をする時によく使うフレーズがあります。死ぬまでは生きるしかないのです。人生とは、生き続けることです。生きている間にしか人生はありません。死んだら人生はおわりなのです。あなたが「私」と思っている時間は、今の肉体に乗っている間だけです。肉体から離れたら、あなたの人生はおしまいなのです。石原慎太郎氏が興味深いお話をされています。【死ぬまで生きますよ】死について赤裸々に語る...
赤木春恵さんとペコロスの母
『ペコロスの母に会いに行く』:岡野雄一さん原作のこの映画は以前紹介しました。笑って泣ける名作です。「おしん」 「女太閤記」 「渡る世間は鬼ばかり」などで名脇役を務めた赤木春恵さんが 最後に主演した映画です。11月29日午前5時7分、府中市内の病院で心不全のため亡くなった赤木春恵さん、お疲れさまでした。94歳だったそうです。赤木春恵さんといえば、私にとっては金八先生の校長役が一番印象に残っていますが...
早く死にたい ~その言葉を見つめること~
介護の現場にいると、早く死にたいなどという高齢者の言葉を聞くことがあります。死にたいと思うにも理由はさまざまあるのかと思います。肉体の衰えによる不自由さや身体の痛み、寂しさ、虚しさ、喪失感・・・挙げれば切りがありません。でも、「死にたい」 という言葉そのままが本音ではないと思います。どうして 「死にたい」 という言葉を発する状態になっているのかを、自分自身も、介護をする職員も考えることが大切です。も...